◆ Ⅰ - ⅺ ◆ ⅩⅩⅩ ◆
――――あの子は英雄ではなかった。
あの世界に英雄はいない。銃を剣を、振るう人間がいるだけ。
そんな中でも、強い人間はいる訳だが……あの子は、普通。
ただ、たまたま……それを運命と呼ぶなら滑稽だが、たまたまだ。
たまたま、あの人が傍に居ただけ。あの人の目に止まっただけ。
ただそれだけで、この世界に来た存在。
普通であったはずの、捻じ曲げられたその存在。
その事実を知ってもなお、あの子は、笑っていられるのだろうか。
* 10/12/05 ****************** Next Story - H・Kyoya.
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